アメリカのトランプ大統領は15日、イランへの国連制裁の全面復活に向けた手続きを取る方針を表明しました。
これは、10月に期限が切れるイランへの武器の禁輸措置をめぐって、国連安全保障理事会でアメリカが延長を求めた決議案が、14日に否決されたことを受けたものです。
トランプ大統領が活用する方針を示しているのは、イランに核合意違反があった場合に核合意前の全ての安保理制裁を復活させる「スナップバック」と呼ばれる仕組みです。
ただ、アメリカは2018年に核合意から離脱していて、発動ができるかは不透明です。
また、ロシアのプーチン大統領が提案した安保理常任理事国にドイツを加えた６ヵ国とイランの首脳によるオンライン会議について、トランプ大統領は「おそらく出ない」と話しました。
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