人手不足を背景に転職市場が活況と言われています。今の会社を自己都合で退職してから転職先を探す人もいるでしょうが、その際、雇用保険の失業給付は受け取った方がよいのでしょうか。事務職だった２６歳女性の事例を、特定社会保険労務士の井寄奈美さんが解説します。【毎日新聞経済プレミア】
Ａ子さん（２６）は、大卒後に約４年間勤務した会社を昨年末に退職しました。営業事務でしたが、「もっと自分に合う仕事が他にあるのでは」と考えたからです。職場は長期休暇を申請できるような雰囲気がなく、大好きな海外旅行も我慢していました。しばらくゆっくりしてから次の仕事を探すつもりですが、雇用保険の失業給付を受けるべきかどうか迷っています。
◇再就職の意思はあるが……
退職後しばらくして、会社から離職票が送られてきました。同封の案内を見ると、離職票を持ってハローワークに行けば、雇用保険の受給に関する手続きができると記されていました。
ハローワークに出向くと、雇用保険に関する説明会の日時を指定されました。説明会では、Ａ子さんは自己都合退職のため、受給開始が３カ月後になると伝えられました。Ａ子さんはその間に２週間ほど海外旅行をして、帰国後に職探しをすることにしました。
Ａ子さんの退職は、すぐに大学時代の仲間に伝わっていきました。「うちの会社で人を募集している。応募してみないか」と声をかけてくれる先輩もいました。ただＡ子さんは焦って再就職するつもりはありません。雇用保険の失業給付をもらってみたいという気持ちもあるそうです。
しかし、失業給付の受給が終わってから再就職するのがよいのか、失業給付を受けずに採用された時点で再就職すればよいのか迷っています。すぐに再就職した場合、最初の会社で給料から毎月引かれていた雇用保険料がムダになってしまうのかも気になっています。
◇失業保険を受けるには
雇用保険の失業給付について解説しましょう。失業給付が支給される「失業の状態」とは、雇用保険に加入していた会社員が失業し▽ハローワークで求職の申込みを行い▽就職しようとする積極的な意思があり▽いつでも就職できる能力がある──状態です。
失業給付を受給するには、ハローワークの窓口で職業紹介を受けたり、求人のある会社に応募したりするなど積極的に就職活動を行う必要があります。原則、４週間に１度、ハローワークで求職活動の状況などを申告して失業の認定が行われます。
退職には「自己都合」と「会社都合」の２種類があり、それぞれで雇用保険の受給条件が異なります。自己都合の場合、過去２年間に１カ月１１日以上就労した月が１２カ月以上必要です。一方、会社都合で退職を余儀なくされた場合は、６カ月以上勤務していれば受給資格があります。
失業給付の額は、退職前６カ月間に支払われた給与（賞与は除く）の１日あたりの単価の５０～８０％です。年齢ごとに１日あたりの支給額の上限が決められています。
また病気やけがが原因で退職した場合や、妊娠や出産、育児、介護などですぐに就職できない場合、結婚などで家事に専念する場合は、受給対象ではありません。
◇失業保険を受けると雇用保険の加入期間がゼロに
いったん失業給付を受給すると、雇用保険の加入期間がゼロに戻ります。再び自己都合退職で失業給付を受給するには、再就職後に１２カ月以上の加入期間が必要になります。
失業給付を受給中に再就職した場合、受給開始前や開始後でも、雇用保険の給付日数の３分の１以上を残していれば、「再就職手当」が支給されます。Ａ子さんの場合は給付日数が９０日なので、３０日以上が残れば一定の再就職手当が支給されます。失業給付と同様に、再就職手当も受給すると雇用保険の加入期間がゼロに戻ります。
失業給付や再就職手当を受給せず、退職から１年以内に再就職した場合、雇用保険の加入期間は次の職場で通算されます。もし再就職先を１２カ月未満で退職しても失業給付を受給できます。また再就職後すぐに育児や介護休業を取る必要がある場合も、雇用保険からの育児・介護休業給付金を受けとることができます。
人手不足を背景に中途採用が活発化していると言われています。退職後に就職活動をするケースでは、雇用保険の仕組みを頭に入れて対応するとよいでしょう。
引用:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180224-00000023-mai-bus_all
働くことに楽しみを見出だせなかったのかな。最優先はお金だけど、それ以外にも生活のメリハリだったりやりがいだったり色々あるのに働き盛りの20代がもったいない。そもそも保険がもったいないとか考えたことなかった。
それはご当人しだい。私は、通常は辞める前に次を探して、完璧な状態で
転職をしてた。が、人生長い。少し金貯めて失業保険をもらいつつ、
英気を養って次を探す事もあった。
いまの時代、貯えも厳しいので、自己都合でもすぐ失業給付できるように改正してもらいたい。
３ヶ月は長すぎだと思う。
自己都合は待機期間3か月あるからね。
人によっては資格の勉強して資格とったり旅行いったりやってたね。
そのあとは職業訓練やらで就職先伸ばしとかしてたような。
まあ直ぐに就職しなくてもいいならしなくていいかもね。
会社都合なら直ぐに貰えるからね申請してからしっかり仕事探して就職できれば手当て貰えるから金が欲しいなら手順踏んで早めに就職がいいかもね。
26歳かぁ〜なんでそこに就職したのかなぁ〜
教える立場からするとこれから会社の役に立つ頃ではないかぁ〜
内容とは関係ないんだけど、写真気になった。
盲目の方の道を盲目でない人が歩くのはやめてほしい。
何のために凹凸タイルがあるのか考えて。
しかも大人が。心身障碍児にも、目が見えない人の道路だからそのタイルの上を歩かないように注意し、歩かないようにできるのに。
申請もしないのに・・再就職手当貰えるって自分勝手な「いいとこどり」の情報があるから・・
こういう判りやすい記事はいいです。
要は「本人が何を徳と思うか、何を損と思うか」なんだけど・・
雇用保険なんて、１か月数百円なんですよ、本人が払ってるのは。
貰わなきゃ「損」で貰ったら「徳」の単純ではないんです・・
「自己都合退職」の場合の失業給付金は「会社都合退職」の半額。
就職して３～４年程度での退職なら、失業給付金は、さほど多くない。と言うよりは、大抵の場合、ビックリするほど少ない。正直、あまり期待しない方が良い。
３年５年７年の節目々で役職が上がらなければ転職を考えた方が良いです。居心地が良いとズルズルと居続けますが、ハッキリと言ってマイナスです。職種、人関係が合ってたら３年課長、５年部長のペースが標準と考えて下さい。年長序列の会社は論外！
腐った社会で、退きの美学を持ち合わせた時、
如何程、有利な貰い方をするのか。女版、貰い方ですね。
ナルホドと思わざる得ないぐらい、
内容知らなかった。
みんな調べて上手くやってっから(笑)
自分に合った職場で働ける人はほんの一握りということに気づいた方がいいよ。世の中の人たちが好きな仕事に就いているわけではない。
で、結局損得は？
長期休暇欲しい、海外旅行行きたい、もっと自分に合った仕事あるはず。
そんな者雇う会社なんて皆無と断言できますわ。
５年間契約社員で退職した時は、退職金なしの上に何故か失業保険も下りませんでした。
くだらない損得で人生後悔する必要はない。
労働保険を含む社会保険給付は損得勘定で受給するものではなく、必要の有無で判断するべき。
次の勤務先が決まっているのに受給する奴がいるのも事実。
加入期間が振り出しになると、失業給付だけではなく、職業訓練関係の給付も受給が難しくなることにも注意が必要。
自己都合で退職しても訓練校に入れば失業給付は直ぐ貰える
幾らか貰って再就職すれば良い
訓練校も早く就職して欲しいと思ってるの卒業までに仕事を見つけて途中で退校するのは歓迎される
収入が無ければ給付を受ければ良いし、働き先があるなら働いて収入を得ればいい。ただそれだけ。損得とかって考え方がおかしい。働かないでタダで貰えるなら貰っておく方が得ってこと？50〜80%しか出ないなら働いて100%ある方が収入は高いし、人生充実する。社会と繋がる事はそれ自体に価値がある。失業給付金欲しさに仕事を辞めてる訳じゃないでしょう。働きたくないなら養ってくれる人探せ。
